2014-01-01から1年間の記事一覧
だいぶん間が開いてしまったが、続けたい。今回は、表題のように、ユニーク・フェースの問題を取り上げる。ユニーク・フェース(unique face)というのは、直訳すれば「個性的な顔」ということだが、主として顔面に病変的な部分がある人々の自助及び反差別運…
前回、差別の根底にあるのは劣等感だと指摘した。よって、劣等感を持つ被差別者自身が加害者と化す差別の連鎖という現象が生じるのだった。その連鎖を抜け出すために劣等感を解消する方法はないだろうか。 容姿の劣等感を解消するための方策としては、整形手…
差別とは、特定の被差別特徴を持つ人ないしそのような集団を蔑視することであるから、それは何らかの優越感をベースにしているものと思われやすい。例えば、容姿差別ならば、自分の容姿に自信を持つ者が自分より容姿に劣ると見た相手を蔑視するのだろう、と…
人間は視覚への依存度が高いので、他人を判断するに際しても外見にとらわれやすい。このことは容姿差別の被害者である筆者にしても、免れ得ない性向である。極端に言えば、美形の人を見ると、それだけで「感じの良い人」だと即断してしまいやすい。 その反面…
当ブログは容姿差別という差別の一丁目一番地から入っていったが、予想どおり反応がない。それはブログ更新頻度の低さという筆者の非力のゆえもあろうが、容姿差別というものが見えにくく、実感を持てないということもあるに違いない。 たしかに、容姿差別は…
いじめが教育上喫緊の課題となり、「いじめ防止対策推進法」なる対策法までできる時勢であるが、いじめの本質については教育関係者の間でも十分に認識されていないので、いじめかどうかをめぐって現場で認識の対立も起きやすい。 上記法律上も、「「いじめ」…
差別の一丁目一番地は容姿差別だと述べたが、続いて二番地の話に行く前に、容姿差別の深刻さについて指摘しておきたいと思う。というのも、容姿差別など人種差別や性差別等々に比べれば大した問題ではないと軽んじられるかもしれないからである。 しかし、容…
当ブログは、様々な個人的または集団的属性による差別を克服するための日常的な努力の方法について考えることに特化した、特殊なブログです。 残念ながら、人間は差別する動物です。あらゆる人間が、最低でも一つや二つは何らかの差別的偏見を抱いており、そ…