反差別運動
今年も差別克服のうえで特に目立った動きはありませんでしたが、6月に東京高等裁判所で注目すべき判決が出されました。高裁は、いわゆる被差別部落の地名を書籍やインターネット上で無断公開することについて、関係者がその差し止めを求めた訴訟で、「差別…
当講座に一つ自慢の種があるとすれば、2016年大統領選挙の党内予備選挙に立候補していたアメリカのトランプ前大統領がまだ泡沫のように思われていた頃、彼の勝利を半ば予見していたことです(拙稿)。同様に、日本における、言わば「女トランプ総理」の…
先般終了した東京五輪の開幕直前、元お笑い芸人の関係者が20年以上前のコントでユダヤ人ホロコーストを揶揄する表現を用いていたことを理由に電撃解任されるというハプニングがありました。「空前のメダル獲得数」の呼号の前にすっかり忘却されつつあるよ…
差別王トランプが、ついに公民権法半世紀余りの歴史ある国の大統領になってしまった。世界の差別主義者たちは、欣喜雀躍していることだろう。かかる絶望的事態は、当ブログでは昨年12月の拙稿で予測し、こう述べていた。 無視されず、反響があることに気を…
昨年は、内外で公職者・有識者等による差別発言が続いた。また民間においても、近年台頭してきたヘイトスピーチに代表されるような差別助長行為・運動が引き続き見られた。残念ながら、この傾向が今年激変するという根拠はない。 こうした動向に対して、反差…
アメリカ次期大統領選の共和党候補者指名選に立候補している「不動産王」ドナルド・トランプが「イスラーム教徒の米国入国禁止」を打ち出したことが波紋を呼び、英国では対抗上、トランプの英国入国を禁止する署名運動が展開され、議会が検討を始める事態と…